風林火山第12回「勘助仕官」感想
2007年3月25日 大河感想「御旗楯無も御照覧あれ」
懐かしいフレーズが戻ってきました(^^)
武田家の祖は平安期の源氏の棟梁八幡太郎義家の弟新羅三郎(ブラック)義光。御旗も楯無鎧も義光公ゆかりの品。今川には甲斐の山猿と言われていましたが、織田や徳川に比べれば遥かに武家の名門。むしろ東国武士としての誇りを持っていたのかもしれません。
一方、今川の荒寺で無為に過ごす勘助。孫子の一節の張り紙が部屋中に!!ある意味、浪人生だもんなあ(苦笑)。「兵は詭道なり」は、晴信も言っていましたね。文句いいつつ説得されちゃったのかよ大膳!と思ったらこちらも思惑があったようで、狸と狐の騙しあいですね。大膳はいい味を出していたので、今回で消えるには惜しいなあ。「誰もお前を信用しない」という台詞はけっこう重みがありました。
勘助の策を見破った上で「使いこなしてみたいものだ」という晴信。御館さまとしての自信と風格が漂っていました。
甲斐に入った勘助は春日源五郎の家に!後の香坂(高坂)昌信です。この出会いは色んな意味でドキドキしました(苦笑)。
山本勘助の活躍を記した本といえば「甲陽軍鑑」。史書としての価値や真偽はともかく、この書は高坂が記したような体裁をとっています。勘助や高坂に近い人が成立に携わっているのではないかと思うので、この二人の関わりがどんな風になるのか、ちょっと興味があります。
晴信は衣装を贈って勘助の心もゲット?義元から贈られた皮の眼帯はポイ捨てしたのになあ(笑)
いよいよ武田家の面々が居並ぶなか晴信と再会。海ノ口城攻め以降の出来事を見事に伏線として繋がらせてしまった晴信の弁舌には板垣もぐうの音が出ず、勘助も呆然といった体でしたね。すべてが晴信の手の内で踊らされていたようで。
面白くない甘利たちはつるし上げですか?こんなにブラックなことで結束して大丈夫か、武田家臣団……。晴信も見守るなか虎胤との対決で次週へ。ちょっと痛い展開になりそうです。
懐かしいフレーズが戻ってきました(^^)
武田家の祖は平安期の源氏の棟梁八幡太郎義家の弟新羅三郎(ブラック)義光。御旗も楯無鎧も義光公ゆかりの品。今川には甲斐の山猿と言われていましたが、織田や徳川に比べれば遥かに武家の名門。むしろ東国武士としての誇りを持っていたのかもしれません。
一方、今川の荒寺で無為に過ごす勘助。孫子の一節の張り紙が部屋中に!!ある意味、浪人生だもんなあ(苦笑)。「兵は詭道なり」は、晴信も言っていましたね。文句いいつつ説得されちゃったのかよ大膳!と思ったらこちらも思惑があったようで、狸と狐の騙しあいですね。大膳はいい味を出していたので、今回で消えるには惜しいなあ。「誰もお前を信用しない」という台詞はけっこう重みがありました。
勘助の策を見破った上で「使いこなしてみたいものだ」という晴信。御館さまとしての自信と風格が漂っていました。
甲斐に入った勘助は春日源五郎の家に!後の香坂(高坂)昌信です。この出会いは色んな意味でドキドキしました(苦笑)。
山本勘助の活躍を記した本といえば「甲陽軍鑑」。史書としての価値や真偽はともかく、この書は高坂が記したような体裁をとっています。勘助や高坂に近い人が成立に携わっているのではないかと思うので、この二人の関わりがどんな風になるのか、ちょっと興味があります。
晴信は衣装を贈って勘助の心もゲット?義元から贈られた皮の眼帯はポイ捨てしたのになあ(笑)
いよいよ武田家の面々が居並ぶなか晴信と再会。海ノ口城攻め以降の出来事を見事に伏線として繋がらせてしまった晴信の弁舌には板垣もぐうの音が出ず、勘助も呆然といった体でしたね。すべてが晴信の手の内で踊らされていたようで。
面白くない甘利たちはつるし上げですか?こんなにブラックなことで結束して大丈夫か、武田家臣団……。晴信も見守るなか虎胤との対決で次週へ。ちょっと痛い展開になりそうです。
風林火山第11回「信虎追放」感想
2007年3月18日 大河感想 田辺さん、格好いいーーッvvv
仲代さん、流石ッ!!!!!
今回も緊迫感溢れる密度濃い45分間でした。
信虎の追放を弟、信繁に告げる晴信。信繁は言います。「私は常に兄上の引き立て役だった」と。父親に愛されていた信繁も父と兄が激しく対立する中で葛藤を抱いていたんだね(涙)。家族って難しい。
太刀を握って立ち上がろうとする小山田に対し、色めきだつ重臣たち。一触即発の空気が流れるなか、謀反のことなどお見通しだったと冷笑する小山田。信虎にべったりだと思ってたけど、彼なりに甲斐のことを思い、決断を下していたのね。「信繁を斬れるのか?」と詰問する小山田に、晴信は「わしを信じよ」と。力でなく心で従わせる…信虎体制から晴信体制への転換です。
そんなことは何も知らない信虎。連歌の会で義元が詠んだ「晴れし心に戻る甲斐なし」の句も自分のことだとは想像だにせず。なんだか老いた姿が哀れになってきました。勘助に身なりを整えて行けという義元。風紀委員長のように見かけにこだわるのね。(苦笑)。
北条家も世代交代。いよいよ氏康の飛躍のときがきます。氏綱公の御書置が重々しく流れるなか、甲斐国境へ向かう信虎。この演出には鳥肌が立ちました!“義に背いて戦に勝利を得ても後世に謗りを受け、天罰を受けるであろう“義に背いたのは信虎か、あるいは晴信か……(義の武将といえば謙信公。北条、武田、今川は滅び、残ったのは上杉だけなんですよねぇ ^^;)。
武田の軍勢に矢を射掛けられ、櫓の上には晴信の横に愛した信繁や信じていた重臣たちの姿が並び―――裏切った方も裏切られた方も痛々しい姿でした。凛としていた晴信も馬上で静かに涙を流し…。
信虎を迎えた勘助は自ら踏み台になって信虎を馬上に乗せたかと思うと、眼帯をみつやんお手製のものに変えて……。ヒャーッ!!!殺る気満々だよ、こいつッ!!!みつやんとの日々が回想でてきたときには、胸がいっぱいに(大泣)。勘助との一騎打ちに臨む信虎は、死に場所を望んでいるかのようにも見えました。緊迫する馬上の戦いに横槍を入れたのは青木大膳!勘助のびっくり顔がちょっと可愛かったv晴信こそ天下を取ると叫ぶ信虎。なんとも切ない親心です…もっと早くに素直に話し合えたらよかったのにね……。愛憎紙一重、本当に難しいです。
仲代さん、流石ッ!!!!!
今回も緊迫感溢れる密度濃い45分間でした。
信虎の追放を弟、信繁に告げる晴信。信繁は言います。「私は常に兄上の引き立て役だった」と。父親に愛されていた信繁も父と兄が激しく対立する中で葛藤を抱いていたんだね(涙)。家族って難しい。
太刀を握って立ち上がろうとする小山田に対し、色めきだつ重臣たち。一触即発の空気が流れるなか、謀反のことなどお見通しだったと冷笑する小山田。信虎にべったりだと思ってたけど、彼なりに甲斐のことを思い、決断を下していたのね。「信繁を斬れるのか?」と詰問する小山田に、晴信は「わしを信じよ」と。力でなく心で従わせる…信虎体制から晴信体制への転換です。
そんなことは何も知らない信虎。連歌の会で義元が詠んだ「晴れし心に戻る甲斐なし」の句も自分のことだとは想像だにせず。なんだか老いた姿が哀れになってきました。勘助に身なりを整えて行けという義元。風紀委員長のように見かけにこだわるのね。(苦笑)。
北条家も世代交代。いよいよ氏康の飛躍のときがきます。氏綱公の御書置が重々しく流れるなか、甲斐国境へ向かう信虎。この演出には鳥肌が立ちました!“義に背いて戦に勝利を得ても後世に謗りを受け、天罰を受けるであろう“義に背いたのは信虎か、あるいは晴信か……(義の武将といえば謙信公。北条、武田、今川は滅び、残ったのは上杉だけなんですよねぇ ^^;)。
武田の軍勢に矢を射掛けられ、櫓の上には晴信の横に愛した信繁や信じていた重臣たちの姿が並び―――裏切った方も裏切られた方も痛々しい姿でした。凛としていた晴信も馬上で静かに涙を流し…。
信虎を迎えた勘助は自ら踏み台になって信虎を馬上に乗せたかと思うと、眼帯をみつやんお手製のものに変えて……。ヒャーッ!!!殺る気満々だよ、こいつッ!!!みつやんとの日々が回想でてきたときには、胸がいっぱいに(大泣)。勘助との一騎打ちに臨む信虎は、死に場所を望んでいるかのようにも見えました。緊迫する馬上の戦いに横槍を入れたのは青木大膳!勘助のびっくり顔がちょっと可愛かったv晴信こそ天下を取ると叫ぶ信虎。なんとも切ない親心です…もっと早くに素直に話し合えたらよかったのにね……。愛憎紙一重、本当に難しいです。
風林火山第10回「晴信謀反」感想
2007年3月11日 大河感想 主役は真田幸隆?と思うほど蔵之介さんが格好いい回でした。
それはさておき、舅と義兄の親子喧嘩に巻き込まれた今川家。「若い晴信のほうが組みやすい」の判断に、異を唱えたのは寿桂尼さま。「孕女の腹を…(みつやんT_T)」とか「枕を並べて寝るのは…」とか、今年の大河はかなり際どい台詞も飛び出しますね(褒めてますv)女性として信虎に生理的な嫌悪感を抱くのは共感できるな〜。
篭城をしていた真田幸隆も援軍がなければ、城を捨てるしかありません。家臣たちとは涙の別れ。ちゃんと聞き取れなかったんですけど、このとき幸隆の口から「望月でも(?)、根津でも…」と十勇士の名が出ていた気が。忍芽も武者装束で夫に従います。巴御前も信州ですもんね。やはり逞しいv真田一家が帰ってくるのを楽しみにしてますよ〜。
大勝利に得意満面の信虎ですが、板垣→甘利・飯富→教来石と伝言ゲームのように謀反の計画は進んでいきます。「我らが親を選ぶ」飯富は良いこと言ってるんですが、密談の場所を考えたほうがいいんじゃなかろうかと……そんな、うっかりさんだから義信のときは大変なことになっちゃうんだよ(涙)
信虎はやはり晴信を罵倒し「義元殿にくれぐれもよろしく頼まねば」と嫌味を発してましたが、頼むことになるのは自分の老後だから。このときの武田家臣団の微妙な表情ったら。信繁は何かしら感づいたようで、さすがは賢弟vねい臣っぽく良い味を出してる小山田がどう動くのかも楽しみです。
晴信は父への謀反を母に告げます。それを見守るのは妻たちと不動明王。大日如来とて憤怒して不動明王に化身するがごとく、心を鬼にして戦わなければならないときがあるのを示すかのように。
なかなか日の目をみなかった勘助ですが、信虎を連れてくる捨て駒として雪斎の目にかないます(雪斎がちょっとぬるくて哀しい)。
来週は勘助と信虎の一騎打ち!?なんでもありな設定がこんなに楽しいなんて♪
庵原Jrが言ってた三河の人質って、ひょっとして竹千代?忍芽が連れてたのは幸村のパパ?などと見ながらダンナと憶測してたのですが、調べてみたら家康も昌幸もまだ生まれてませんでした。関ヶ原まで約60年。遠いなあと実感。
それはさておき、舅と義兄の親子喧嘩に巻き込まれた今川家。「若い晴信のほうが組みやすい」の判断に、異を唱えたのは寿桂尼さま。「孕女の腹を…(みつやんT_T)」とか「枕を並べて寝るのは…」とか、今年の大河はかなり際どい台詞も飛び出しますね(褒めてますv)女性として信虎に生理的な嫌悪感を抱くのは共感できるな〜。
篭城をしていた真田幸隆も援軍がなければ、城を捨てるしかありません。家臣たちとは涙の別れ。ちゃんと聞き取れなかったんですけど、このとき幸隆の口から「望月でも(?)、根津でも…」と十勇士の名が出ていた気が。忍芽も武者装束で夫に従います。巴御前も信州ですもんね。やはり逞しいv真田一家が帰ってくるのを楽しみにしてますよ〜。
大勝利に得意満面の信虎ですが、板垣→甘利・飯富→教来石と伝言ゲームのように謀反の計画は進んでいきます。「我らが親を選ぶ」飯富は良いこと言ってるんですが、密談の場所を考えたほうがいいんじゃなかろうかと……そんな、うっかりさんだから義信のときは大変なことになっちゃうんだよ(涙)
信虎はやはり晴信を罵倒し「義元殿にくれぐれもよろしく頼まねば」と嫌味を発してましたが、頼むことになるのは自分の老後だから。このときの武田家臣団の微妙な表情ったら。信繁は何かしら感づいたようで、さすがは賢弟vねい臣っぽく良い味を出してる小山田がどう動くのかも楽しみです。
晴信は父への謀反を母に告げます。それを見守るのは妻たちと不動明王。大日如来とて憤怒して不動明王に化身するがごとく、心を鬼にして戦わなければならないときがあるのを示すかのように。
なかなか日の目をみなかった勘助ですが、信虎を連れてくる捨て駒として雪斎の目にかないます(雪斎がちょっとぬるくて哀しい)。
来週は勘助と信虎の一騎打ち!?なんでもありな設定がこんなに楽しいなんて♪
庵原Jrが言ってた三河の人質って、ひょっとして竹千代?忍芽が連れてたのは幸村のパパ?などと見ながらダンナと憶測してたのですが、調べてみたら家康も昌幸もまだ生まれてませんでした。関ヶ原まで約60年。遠いなあと実感。
風林火山第9回「勘助討たれる」感想
2007年3月4日 大河感想 「ひやぁー!かっこいいいーーッ!!」と45分の間に何度悶えたことか。役者さんの表情が素晴らしく、緊迫感がひしひしと伝わってきました。勘助の出番が少なくて主演男優賞亀治郎さん、助演男優賞千葉さんという感じでしたね(^^;)
ダンナが「晴信、格好よくなったなぁ。メイク変わったからかなあ」と言ってましたが、色白のボンボンという感じから、日焼けして精悍さと気品をあわせもつ武将になりました。若殿の成長ぶりを瞠目し戸惑いながらも、喜びを噛み締める板垣の表情がすっごくいいんですよ〜ッ。もちろん内野さん演じる勘助も首筋に晴信の刃があてられたときの静かな面容とは対照的に流れ落ちる汗とか、水際に倒れ伏しながら人間としての敗北を痛感する表情とか……もう、素敵だと思ったところが書ききれません。
信虎は憎々しさ&横暴ぶりが増してきました。「組!」のときに鴨役の佐藤浩一さんも仰っていましたが、立ちはだかる憎まれ役の壁が高く重厚であるほど話が面白くなる。戦功をあげた息子を打ち据え「卑怯者」と罵る信虎に対し、御礼を述べた上で滔々と孫子を説いてまで反論する晴信。これって確かに可愛くない息子だよねぇ(笑)。
晴信が諳んじてた孫子の一節、「兵は詭道なり。故に、能なるもこれに不能を示し、用なるもこれに不用を示し……その無備を攻め、その不意に出づ……」このあたりだと思われます。”今までバカ殿のふりをして敵の油断をうまく誘ったんだよ〜”ってことかな。
晴信の妹禰々の輿入れを前に三条の方と義信が登場……未来を思うと胸が痛くなってしまった。
信虎を歓迎する諏訪夫妻。戦国に生まれたのが間違いだったと思いたくなるような自己主張の薄そうな夫婦だよなあ。庭で花を摘んだり、縁側でまったりとお茶飲んでるのが似合いそうな。ヒロイン由布姫登場。名乗りを聞いただけですが、声はいいかなと。表情が硬いのはしょうがないよね。がんばれーッ。平蔵をひろったヒサも生き生きとした演技で好印象。今後が気になります。
晴信の駿河追放を決めた信虎。命を取らないだけ恩情をかけてやったというべきか。「晴信は父とは似ていません」大井夫人がちらりと見せた毒。静かなだけにゾクッときました。我が子が夫に勝つことを信じてるんですね。父の敵の妻となる……戦国の習いとはいえ過酷です。そして、晴信もまた父母と同じ道を歩むことになるとは……運命の皮肉を感じます。
勘助が駿河にいて吃驚!みつやんの眼帯は外しちゃったのね(涙)
来週は信玄堤を築くより先に父という暴河を治めることになるようで……公式HPの次回あらすじを読んで、こんなに続きが気になったことはないです(^^)
ダンナが「晴信、格好よくなったなぁ。メイク変わったからかなあ」と言ってましたが、色白のボンボンという感じから、日焼けして精悍さと気品をあわせもつ武将になりました。若殿の成長ぶりを瞠目し戸惑いながらも、喜びを噛み締める板垣の表情がすっごくいいんですよ〜ッ。もちろん内野さん演じる勘助も首筋に晴信の刃があてられたときの静かな面容とは対照的に流れ落ちる汗とか、水際に倒れ伏しながら人間としての敗北を痛感する表情とか……もう、素敵だと思ったところが書ききれません。
信虎は憎々しさ&横暴ぶりが増してきました。「組!」のときに鴨役の佐藤浩一さんも仰っていましたが、立ちはだかる憎まれ役の壁が高く重厚であるほど話が面白くなる。戦功をあげた息子を打ち据え「卑怯者」と罵る信虎に対し、御礼を述べた上で滔々と孫子を説いてまで反論する晴信。これって確かに可愛くない息子だよねぇ(笑)。
晴信が諳んじてた孫子の一節、「兵は詭道なり。故に、能なるもこれに不能を示し、用なるもこれに不用を示し……その無備を攻め、その不意に出づ……」このあたりだと思われます。”今までバカ殿のふりをして敵の油断をうまく誘ったんだよ〜”ってことかな。
晴信の妹禰々の輿入れを前に三条の方と義信が登場……未来を思うと胸が痛くなってしまった。
信虎を歓迎する諏訪夫妻。戦国に生まれたのが間違いだったと思いたくなるような自己主張の薄そうな夫婦だよなあ。庭で花を摘んだり、縁側でまったりとお茶飲んでるのが似合いそうな。ヒロイン由布姫登場。名乗りを聞いただけですが、声はいいかなと。表情が硬いのはしょうがないよね。がんばれーッ。平蔵をひろったヒサも生き生きとした演技で好印象。今後が気になります。
晴信の駿河追放を決めた信虎。命を取らないだけ恩情をかけてやったというべきか。「晴信は父とは似ていません」大井夫人がちらりと見せた毒。静かなだけにゾクッときました。我が子が夫に勝つことを信じてるんですね。父の敵の妻となる……戦国の習いとはいえ過酷です。そして、晴信もまた父母と同じ道を歩むことになるとは……運命の皮肉を感じます。
勘助が駿河にいて吃驚!みつやんの眼帯は外しちゃったのね(涙)
来週は信玄堤を築くより先に父という暴河を治めることになるようで……公式HPの次回あらすじを読んで、こんなに続きが気になったことはないです(^^)
風林火山第8回「奇襲!海ノ口」感想
2007年2月25日 大河感想 軍師大好きvな私としては、今回もワクワクが止まりません♪小さな山城で大軍を撃退、退却と見せかけての奇襲…軍記物の醍醐味が凝縮されたかのような大河です。
原や教来石などの武田家の名将も勘助の知略に嵌って煮え湯を飲まされます。三国志で喩えるなら孔明が関羽が張飛を撃退するようなもんですからね(^^;)。武田家の面々がこの先どうやって勘助を受け入れていくのか楽しみです。
内野さんが大河の公式HPで、勘助は隻眼だけに他の感覚が優れていたのではないか、と語ってましたが、武田軍が穴を掘っている気配や奇襲の兵馬の音などを他の人より先に感じ取っていたんだろうな、と思わせてくれました。
撤退を決意する信虎にしんがりを願い出る晴信。黙り込む家臣団の中で一言多いよ小山田!って感じが好き。「晴信サマが殿をつとめてくれる」と信虎は冷たい言葉を晴信に容赦なく浴びせます。世継ぎが危険な殿をつとめるってことは普通ありえませんものね。ましてや奇襲をかけるなんて。それをツーカーに感じ取っていた勘助。敵味方に分かれていても、すっごく息が合ってるってことだよね。
しんがりに加わっていた伝兵衛たち。負け戦に意気消沈していたのが晴信の言葉に奮い立ちます。稀代の名将武田信玄が誕生する歴史的瞬間だぞーッという感じでゾクゾクしました。伝兵衛、太吉や平賀源心やその娘(←また出てきてほしいなぁ)といった歴史の表舞台に出てこない人々にも、思い入れができるように描かれているのが素敵です。
海ノ口城に襲いかかる武田軍ですが、初陣の晴信にいかにも強そうな武将が襲いかかります。その刃を瞬時に受け止める板垣!。さすが千葉さんッ!!倒したあとの板垣の表情が良いよね〜。落城させたものの兵を退くという晴信。父に褒められるために城を取ったのではない……偉い台詞なんだけど、心情を思うと痛いなあ。
勘助のびっくり顔のアップで次週へ!なのか……と見ていた私も吃驚しました。
原や教来石などの武田家の名将も勘助の知略に嵌って煮え湯を飲まされます。三国志で喩えるなら孔明が関羽が張飛を撃退するようなもんですからね(^^;)。武田家の面々がこの先どうやって勘助を受け入れていくのか楽しみです。
内野さんが大河の公式HPで、勘助は隻眼だけに他の感覚が優れていたのではないか、と語ってましたが、武田軍が穴を掘っている気配や奇襲の兵馬の音などを他の人より先に感じ取っていたんだろうな、と思わせてくれました。
撤退を決意する信虎にしんがりを願い出る晴信。黙り込む家臣団の中で一言多いよ小山田!って感じが好き。「晴信サマが殿をつとめてくれる」と信虎は冷たい言葉を晴信に容赦なく浴びせます。世継ぎが危険な殿をつとめるってことは普通ありえませんものね。ましてや奇襲をかけるなんて。それをツーカーに感じ取っていた勘助。敵味方に分かれていても、すっごく息が合ってるってことだよね。
しんがりに加わっていた伝兵衛たち。負け戦に意気消沈していたのが晴信の言葉に奮い立ちます。稀代の名将武田信玄が誕生する歴史的瞬間だぞーッという感じでゾクゾクしました。伝兵衛、太吉や平賀源心やその娘(←また出てきてほしいなぁ)といった歴史の表舞台に出てこない人々にも、思い入れができるように描かれているのが素敵です。
海ノ口城に襲いかかる武田軍ですが、初陣の晴信にいかにも強そうな武将が襲いかかります。その刃を瞬時に受け止める板垣!。さすが千葉さんッ!!倒したあとの板垣の表情が良いよね〜。落城させたものの兵を退くという晴信。父に褒められるために城を取ったのではない……偉い台詞なんだけど、心情を思うと痛いなあ。
勘助のびっくり顔のアップで次週へ!なのか……と見ていた私も吃驚しました。
風林火山第7回「晴信初陣」感想
2007年2月20日 大河感想 めっちゃ面白かったです〜vvv
氏康も「恨み」を捨て「大望」に生きよ、と勘助を諭します。私欲で戦をしてはいけない…とか、国主としての考え方が氏康と晴信は共通項が多そうですね(義元はちょっと違いそうだ)。氏康は偉大なパパというイメージがあったので、氏康が祖父や父のプレッシャーに負けそうになっていたとは意外な姿。幼少の頃のエピは北条家の家族愛の強さを感じさせます。こういう親子関係は武田家とは対照的。勘助を野に放った氏康ですが、この二人の再会も楽しみです。
三つ鱗から六文銭へ。名将の間を渡り歩いている勘助。羨ましいぞ〜。平蔵とここで再会するとは。良い感じで仲良しになりましたねえ。そして、真田幸隆との出会いの場面はゾクゾクしましたvようやく勘介も己を知る者に会えた気がします。代々名将を生み出した真田家ですが、このころは「馬に通じでいても軍略を知るものがいない」と幸隆の弁。勘助との出会いも真田家に大きな影響を与えたのかも、と考えると面白いなあ。山本勘助は謎の多い人だけになんでもあり…というか、想像が膨らむ余地が沢山あります。
武田家では、晴信が三条の方の前でリラックスした姿を見せております(^^)可愛い夫婦です…(このころは)。信虎もいよいよ晴信の初陣を決めます。でも、出陣は冬かぁ。雪が心配ですね。
紅葉散る中で、まったりと語りあう信虎と三条の方。信虎の優しい心根が見えたかのように思いましたが……。どうなんだろうなあ。三条の方に語ったのが本音だったと思いたいです。反動で晴信への疑心暗鬼から心の鎧をまとってしまったのだと。親を、子を、信じたいけど信じられない…揺れ続ける似たもの同士の親子なのかも。
来週は勘助と晴信が敵味方で再会ですか!?楽しみ〜♪
氏康も「恨み」を捨て「大望」に生きよ、と勘助を諭します。私欲で戦をしてはいけない…とか、国主としての考え方が氏康と晴信は共通項が多そうですね(義元はちょっと違いそうだ)。氏康は偉大なパパというイメージがあったので、氏康が祖父や父のプレッシャーに負けそうになっていたとは意外な姿。幼少の頃のエピは北条家の家族愛の強さを感じさせます。こういう親子関係は武田家とは対照的。勘助を野に放った氏康ですが、この二人の再会も楽しみです。
三つ鱗から六文銭へ。名将の間を渡り歩いている勘助。羨ましいぞ〜。平蔵とここで再会するとは。良い感じで仲良しになりましたねえ。そして、真田幸隆との出会いの場面はゾクゾクしましたvようやく勘介も己を知る者に会えた気がします。代々名将を生み出した真田家ですが、このころは「馬に通じでいても軍略を知るものがいない」と幸隆の弁。勘助との出会いも真田家に大きな影響を与えたのかも、と考えると面白いなあ。山本勘助は謎の多い人だけになんでもあり…というか、想像が膨らむ余地が沢山あります。
武田家では、晴信が三条の方の前でリラックスした姿を見せております(^^)可愛い夫婦です…(このころは)。信虎もいよいよ晴信の初陣を決めます。でも、出陣は冬かぁ。雪が心配ですね。
紅葉散る中で、まったりと語りあう信虎と三条の方。信虎の優しい心根が見えたかのように思いましたが……。どうなんだろうなあ。三条の方に語ったのが本音だったと思いたいです。反動で晴信への疑心暗鬼から心の鎧をまとってしまったのだと。親を、子を、信じたいけど信じられない…揺れ続ける似たもの同士の親子なのかも。
来週は勘助と晴信が敵味方で再会ですか!?楽しみ〜♪
風林火山第5回「駿河大乱」、6回「仕官への道」感想
2007年2月11日 大河感想 寿桂尼さま、かっこいい〜vvv
刺客に襲われても、動じることなく凛と立って勘介に守られてる姿に惚れ惚れしました。
虚虚実実の駆け引きが楽しかったです。武田、今川、北条、それに上杉も交えて同盟を結んだり、破ったりの駆け引きが後々まで繰り広げられるわけですね(^^)
北条と今川の同盟は寿桂尼さまがちらりと仰せでしたが、義元の祖母は北条早雲の妹であり、義元の父氏親は早雲の助けを得て家督を継ぎました。今川家としては北条家に借りがある。でも、足利家の血をひく名門としてのプライドもある…というところでしょうか。
玄広恵深と梅岳承芳。坊主同士の戦。これは氏親が世継ぎ以外は出家させたからです。鎌倉時代、遺産は子供全員で平等に分割したため、時代が下ると御家人が窮乏する原因となりました。室町時代に入ってからは、後継者以外は出家させることで領地を守り、後継者争いを防ごうとしたのです。足利家も義教や義昭のように僧侶から還俗して将軍職についた人が出ていますが、今川家も同じですね。
策士役の多い伊武さんですが、雪斎あやしい〜ッ!!クールな小山田信有もかっこいい。敵を欺くには、まず味方から。信虎に見捨てられた玄広恵深と福島越前守は敗北。逃げる二人と勘介が戦場でバッタリ…という展開は、主人公に功を取らせるご都合主義かーーーッ(去年の悪夢再び)と思いましたが、北条家で福島jrと再会させるための伏線だったようで。
戦場で会った兄と弟。悲痛な勘介に対し、兄のさばさばした表情が辛い。弟に兄殺しの負い目を残さないために「介錯を」と頼んだところで涙。勢いよく払った刃と静かなモノローグ……悲しみが深まりました。
兄を手にかけて得かけた今川直臣の道ですが、義元に毛嫌いされて北条へ。氏康との対面にドキドキ。若殿と呼ぶには貫禄のある氏康ですが、名将の器を感じますv
京の三条家から晴信の元へ姫君が御輿入れ。困窮した公卿が地方の大名を頼った典型例です。のちに三条の方の父は西国の大内家へ逃れ、命を落としています。もっとも京の騒乱は三条の方の義兄、管領細川晴元と将軍足利義晴が争い続けたせいですが(このころ和睦したのかな)。「武田信玄」のときと違って庶民派の三条の方になりそうですねv
刺客に襲われても、動じることなく凛と立って勘介に守られてる姿に惚れ惚れしました。
虚虚実実の駆け引きが楽しかったです。武田、今川、北条、それに上杉も交えて同盟を結んだり、破ったりの駆け引きが後々まで繰り広げられるわけですね(^^)
北条と今川の同盟は寿桂尼さまがちらりと仰せでしたが、義元の祖母は北条早雲の妹であり、義元の父氏親は早雲の助けを得て家督を継ぎました。今川家としては北条家に借りがある。でも、足利家の血をひく名門としてのプライドもある…というところでしょうか。
玄広恵深と梅岳承芳。坊主同士の戦。これは氏親が世継ぎ以外は出家させたからです。鎌倉時代、遺産は子供全員で平等に分割したため、時代が下ると御家人が窮乏する原因となりました。室町時代に入ってからは、後継者以外は出家させることで領地を守り、後継者争いを防ごうとしたのです。足利家も義教や義昭のように僧侶から還俗して将軍職についた人が出ていますが、今川家も同じですね。
策士役の多い伊武さんですが、雪斎あやしい〜ッ!!クールな小山田信有もかっこいい。敵を欺くには、まず味方から。信虎に見捨てられた玄広恵深と福島越前守は敗北。逃げる二人と勘介が戦場でバッタリ…という展開は、主人公に功を取らせるご都合主義かーーーッ(去年の悪夢再び)と思いましたが、北条家で福島jrと再会させるための伏線だったようで。
戦場で会った兄と弟。悲痛な勘介に対し、兄のさばさばした表情が辛い。弟に兄殺しの負い目を残さないために「介錯を」と頼んだところで涙。勢いよく払った刃と静かなモノローグ……悲しみが深まりました。
兄を手にかけて得かけた今川直臣の道ですが、義元に毛嫌いされて北条へ。氏康との対面にドキドキ。若殿と呼ぶには貫禄のある氏康ですが、名将の器を感じますv
京の三条家から晴信の元へ姫君が御輿入れ。困窮した公卿が地方の大名を頼った典型例です。のちに三条の方の父は西国の大内家へ逃れ、命を落としています。もっとも京の騒乱は三条の方の義兄、管領細川晴元と将軍足利義晴が争い続けたせいですが(このころ和睦したのかな)。「武田信玄」のときと違って庶民派の三条の方になりそうですねv
大河「風林火山」3、4回感想
2007年1月28日 大河感想 おみつちゃんお亡くなりに〜。
彼女の明るさや健気な瞳が救いだっただけにやるせないですね。
信虎は晴信が彼女を召しだそうとしていたことを知っていたのかしらん?
勘介はみつの子を「誰の子だか…」と言ったり、彼女の死を踏み台にして仕官へと繋げていくあたり、酷い男ではあるのですが、去年のラブラブ夫婦に食傷気味だったせいか、勘介のギラギラ感が新鮮で良いです。
別々の道を歩くことになった勘介と平蔵。平蔵の別れ際の台詞が泣かせる。これが運命の分岐点だったと振り返る日がくるんだろうなあ。
板垣vs勘介…「うぉっ!影の軍団」とか思ってしまった。なかなかの気迫のぶつかりあいでした。そのあと勘介と晴信の運命の出会いとなるのですが……「若造がっ!」第一印象は悪かったらしい。嫌よ嫌よも好きのうち(笑)
義元がちらり登場。微笑みだけでうさんくささを全面に感じさせる谷原さんv敵が味方か?味方が敵か?いよいよ権謀術数をつくした戦いがはじまりますね。
彼女の明るさや健気な瞳が救いだっただけにやるせないですね。
信虎は晴信が彼女を召しだそうとしていたことを知っていたのかしらん?
勘介はみつの子を「誰の子だか…」と言ったり、彼女の死を踏み台にして仕官へと繋げていくあたり、酷い男ではあるのですが、去年のラブラブ夫婦に食傷気味だったせいか、勘介のギラギラ感が新鮮で良いです。
別々の道を歩くことになった勘介と平蔵。平蔵の別れ際の台詞が泣かせる。これが運命の分岐点だったと振り返る日がくるんだろうなあ。
板垣vs勘介…「うぉっ!影の軍団」とか思ってしまった。なかなかの気迫のぶつかりあいでした。そのあと勘介と晴信の運命の出会いとなるのですが……「若造がっ!」第一印象は悪かったらしい。嫌よ嫌よも好きのうち(笑)
義元がちらり登場。微笑みだけでうさんくささを全面に感じさせる谷原さんv敵が味方か?味方が敵か?いよいよ権謀術数をつくした戦いがはじまりますね。
大河「風林火山」1、2回感想
2007年1月14日 大河感想 コメント (2) 戦国の世の荒々しさと非情さ、その中で交わされる情の機微が描かれており、いぶし銀の光を放つ大河という感じで、なかなか良かったですv
主役の内野さん、二枚目すぎやしないかと心配していましたが、流石ッ!泥臭くぎらぎらしながらもカッコいい勘介になりそうですね。
みつちゃんが可愛いいですvvv彼女がこのままヒロインならいいのに……。それにしても寺島進さんが1話目でお亡くなりとは(涙)
晴信役の亀ちゃんは2回目途中からの登場。新しい信玄像が生まれそうですね。今後に期待しています。
武田家の方々の名前を見ると、ついつい「武田信玄」のときの顔ぶれを思い出してしまうのですが(原虎胤は宍戸親子での配役ですね!)、だんだん慣れてくるかなあ。正直、髭さんが多くて突然出てきても誰だかまだ分からない状態です(汗)。
今川家は氏輝の代か〜。こちらもまだまだ波乱が続きますねえ。それを乗り切るのは寿桂尼さま、素敵です。調度類からも雅やか〜な雰囲気が出てますけど、美が力を持つお家柄という感じ。
私が一番興奮したのは、湖面から北条軍が登場したときでした。北条親子、格好いいーッvvvvv(毎年のことながら、私の贔屓はちょっとズレているのでした……大河で後北条やろうよ〜)
そういえばBSでは「蝉しぐれ」再放送です。嬉しいなあ。
主役の内野さん、二枚目すぎやしないかと心配していましたが、流石ッ!泥臭くぎらぎらしながらもカッコいい勘介になりそうですね。
みつちゃんが可愛いいですvvv彼女がこのままヒロインならいいのに……。それにしても寺島進さんが1話目でお亡くなりとは(涙)
晴信役の亀ちゃんは2回目途中からの登場。新しい信玄像が生まれそうですね。今後に期待しています。
武田家の方々の名前を見ると、ついつい「武田信玄」のときの顔ぶれを思い出してしまうのですが(原虎胤は宍戸親子での配役ですね!)、だんだん慣れてくるかなあ。正直、髭さんが多くて突然出てきても誰だかまだ分からない状態です(汗)。
今川家は氏輝の代か〜。こちらもまだまだ波乱が続きますねえ。それを乗り切るのは寿桂尼さま、素敵です。調度類からも雅やか〜な雰囲気が出てますけど、美が力を持つお家柄という感じ。
私が一番興奮したのは、湖面から北条軍が登場したときでした。北条親子、格好いいーッvvvvv(毎年のことながら、私の贔屓はちょっとズレているのでした……大河で後北条やろうよ〜)
そういえばBSでは「蝉しぐれ」再放送です。嬉しいなあ。
巧名が辻第32回「家康の花嫁」感想
2006年8月13日 大河感想 猿と狸の化かしあい…演技の巧い役者さん同士だけに虚虚実実の駆け引きはとても見ごたえがありました。
妹の旭を無理矢理離縁させて、家康に嫁がせようとする秀吉。
旭が甚兵衛とようやく築いた幸せな暮らしも、兄の権力の前では脆いものでしかありませんでした。
なんとか旭を逃がそうとする千代ですが、今回は千代の行動が裏目に出てしまい、一豊が家康のもとへ使者として遣わされることに……。
家康に「旭ではなく千代が欲しい」と言われて絶句する一豊。裏表のなさだけが一豊のとりえですからね。
夜分、家康は家臣たちと相談。万千代くんと平八は初登場ですね。あとは康正が出れば四天王が揃うのですが、なかなか個性的な顔ぶれが並んできて楽しみです。
輿入れした旭を見た家康は、旭に優しい言葉をかけます。でも、大政所が人質としてきたときは、偽者かも…と疑うことを忘れない。家康の誠実さと狡猾さがうまく出ていました。大政所は秀吉と家康を息子に持っちゃったんだから凄いですよね……。作左がこの母娘を脅す場面はなかったなあ。
ようやく上洛を果たした家康の下を密かに訪ねる秀吉。これは有名な逸話ですけど、一瞬一瞬の表情に様々な思惑が表れていて目が離せませんでした。翌日の謁見も同様です。脇が主役を食っちゃってますけど、それぐらいじゃないと大河は面白くないのかも(^^;)。
妹の旭を無理矢理離縁させて、家康に嫁がせようとする秀吉。
旭が甚兵衛とようやく築いた幸せな暮らしも、兄の権力の前では脆いものでしかありませんでした。
なんとか旭を逃がそうとする千代ですが、今回は千代の行動が裏目に出てしまい、一豊が家康のもとへ使者として遣わされることに……。
家康に「旭ではなく千代が欲しい」と言われて絶句する一豊。裏表のなさだけが一豊のとりえですからね。
夜分、家康は家臣たちと相談。万千代くんと平八は初登場ですね。あとは康正が出れば四天王が揃うのですが、なかなか個性的な顔ぶれが並んできて楽しみです。
輿入れした旭を見た家康は、旭に優しい言葉をかけます。でも、大政所が人質としてきたときは、偽者かも…と疑うことを忘れない。家康の誠実さと狡猾さがうまく出ていました。大政所は秀吉と家康を息子に持っちゃったんだから凄いですよね……。作左がこの母娘を脅す場面はなかったなあ。
ようやく上洛を果たした家康の下を密かに訪ねる秀吉。これは有名な逸話ですけど、一瞬一瞬の表情に様々な思惑が表れていて目が離せませんでした。翌日の謁見も同様です。脇が主役を食っちゃってますけど、それぐらいじゃないと大河は面白くないのかも(^^;)。
巧名が辻第31回「この世の悲しみ」感想
2006年8月6日 大河感想 秀吉の官位プレゼント作戦も不発に終わり、どうしても上洛しない家康。このままでは秀吉の関白としての面目も丸つぶれ。
一豊は織田長益とともに家康のもとへの使者として遣わされました。織田長益……信長の末弟ですね。茶人の有楽斎としての方が有名かな。東京の有楽町という地名は彼の名に由来しています。
一豊の言上に対し、家康は一枚の絵を取り出します。三方が原で信玄に大敗したときの有名な肖像画。逃げ帰った浜松城では門を開け放つという豪胆な行動をとりながら、この敗北を生涯魂に刻みこんだ家康。一敗地にまみれたとき、人の真価は問われるのかもしれません。
夫の出張中に起きた大地震により愛娘を失う千代。
原作とは異なり母としての悲しみを前面に出していましたね。
一人娘を持つ私の立場としては、やはり見るに辛いものがありました。
法秀尼の「私が代わればよかった」という言葉にも、老いた身が残り若い孫の命が失われなれた不条理さへの悲しみが深く心に沁みました。
一豊は織田長益とともに家康のもとへの使者として遣わされました。織田長益……信長の末弟ですね。茶人の有楽斎としての方が有名かな。東京の有楽町という地名は彼の名に由来しています。
一豊の言上に対し、家康は一枚の絵を取り出します。三方が原で信玄に大敗したときの有名な肖像画。逃げ帰った浜松城では門を開け放つという豪胆な行動をとりながら、この敗北を生涯魂に刻みこんだ家康。一敗地にまみれたとき、人の真価は問われるのかもしれません。
夫の出張中に起きた大地震により愛娘を失う千代。
原作とは異なり母としての悲しみを前面に出していましたね。
一人娘を持つ私の立場としては、やはり見るに辛いものがありました。
法秀尼の「私が代わればよかった」という言葉にも、老いた身が残り若い孫の命が失われなれた不条理さへの悲しみが深く心に沁みました。
巧名が辻第30回「一国の主」感想
2006年7月30日 大河感想 話がタイムマシンで行ったり来たりして忙しかった今回の大河。「話は遡るが…」は1話につき1回までで勘弁してほしいです(^^;)
長浜城主となり千代は打掛姿、一豊には髭が!城を貰うと髭をはやしてもいいシステムなのかしら……。
久々に登場した康豊。姿を見ないな〜と思っていたら、信忠に仕えてたのか。本能寺の変がなく信忠が織田家の家督を継いでいたら兄より先に出世したかもしれませんね。
丹波を流浪中、なんと玉に拾われていました(@_@)
玉が天女か菩薩さまのように見えますが、忠興にバレないかヒヤヒヤしながら見ていました。
「素直に生きよう」と決めて別れた二人。康豊は長浜へ。玉は宮津へ。兄の片腕となっていく康豊。それに対し、玉が失った月日を失うにはあまりにも大きな溝があり……。そんな玉にまで食指を伸ばそうとする秀吉。かわそうとする幽斎の狸親父っぷりが楽しかったvでも、この秀吉の執着が忠興と玉の関係をさらに歪めてしまうのです……(辛)。
秀吉は越中の佐々成政を下し、北国へ向けた軍勢が長浜に寄ることに。おろおろする一豊に千代は「おまかせくださいませ」と利まつの決め台詞を…。
無事、役目を終え、次の目標”一国の主”を夢見て、無邪気にはしゃぐ千代たち…来週は見るのが辛そうです。
長浜城主となり千代は打掛姿、一豊には髭が!城を貰うと髭をはやしてもいいシステムなのかしら……。
久々に登場した康豊。姿を見ないな〜と思っていたら、信忠に仕えてたのか。本能寺の変がなく信忠が織田家の家督を継いでいたら兄より先に出世したかもしれませんね。
丹波を流浪中、なんと玉に拾われていました(@_@)
玉が天女か菩薩さまのように見えますが、忠興にバレないかヒヤヒヤしながら見ていました。
「素直に生きよう」と決めて別れた二人。康豊は長浜へ。玉は宮津へ。兄の片腕となっていく康豊。それに対し、玉が失った月日を失うにはあまりにも大きな溝があり……。そんな玉にまで食指を伸ばそうとする秀吉。かわそうとする幽斎の狸親父っぷりが楽しかったvでも、この秀吉の執着が忠興と玉の関係をさらに歪めてしまうのです……(辛)。
秀吉は越中の佐々成政を下し、北国へ向けた軍勢が長浜に寄ることに。おろおろする一豊に千代は「おまかせくださいませ」と利まつの決め台詞を…。
無事、役目を終え、次の目標”一国の主”を夢見て、無邪気にはしゃぐ千代たち…来週は見るのが辛そうです。
巧名が辻第29回「家康恐るべし」感想
2006年7月23日 大河感想 信雄のことを裏でコケにする家康と三河家臣団。ブラック度全開ですなあ。
数正は謀臣って感じだけど、忠次や作左って割と裏表のないホワイトさんなイメージだったんだけどね。佐渡はどれだけ黒くなるんだろう(苦笑)。
ついに長秀がお亡くなりになりました。昔は「丹羽さまにあやかって…」とおべっかを使っていた秀吉が「五郎左!」呼ばわりですから…腹の中も沸騰しようってもんです。一益は出ずじまいのようですね(「秀吉」のときの段田さんの演技が好きでした)。
小牧、長久手の合戦。勝三郎(←勝入斎。信長の乳兄弟なので、ついこう呼んでしまう)と鬼武蔵が〜(涙)。家康に敗れて死んだ勝三郎の跡を継いだ池田輝政は家康の娘婿となり大出世するんですから、戦国の世は分からないもんです。鬼武蔵こと森長可は本能寺で死んだ蘭丸くんのお兄ちゃん。弟と違いコワモテなお顔で登場です。
彼らを率いて中入りを強行してしまった秀次。成宮くんカツゼツはちょっと苦しかったが、なかなか楽しみです。不破万作が大河ではすでに常連になりつつある浅利くんだという噂を小耳に挟んだのですがホントでしょうか。
困ったちゃんな秀次を庇ったことで一豊は長浜城を貰いました。秀次と一豊のラインを繋げるのはいいのですが、あんまり太くすると前野長康とのかねあいが苦しくならないか心配です。
数正は謀臣って感じだけど、忠次や作左って割と裏表のないホワイトさんなイメージだったんだけどね。佐渡はどれだけ黒くなるんだろう(苦笑)。
ついに長秀がお亡くなりになりました。昔は「丹羽さまにあやかって…」とおべっかを使っていた秀吉が「五郎左!」呼ばわりですから…腹の中も沸騰しようってもんです。一益は出ずじまいのようですね(「秀吉」のときの段田さんの演技が好きでした)。
小牧、長久手の合戦。勝三郎(←勝入斎。信長の乳兄弟なので、ついこう呼んでしまう)と鬼武蔵が〜(涙)。家康に敗れて死んだ勝三郎の跡を継いだ池田輝政は家康の娘婿となり大出世するんですから、戦国の世は分からないもんです。鬼武蔵こと森長可は本能寺で死んだ蘭丸くんのお兄ちゃん。弟と違いコワモテなお顔で登場です。
彼らを率いて中入りを強行してしまった秀次。成宮くんカツゼツはちょっと苦しかったが、なかなか楽しみです。不破万作が大河ではすでに常連になりつつある浅利くんだという噂を小耳に挟んだのですがホントでしょうか。
困ったちゃんな秀次を庇ったことで一豊は長浜城を貰いました。秀次と一豊のラインを繋げるのはいいのですが、あんまり太くすると前野長康とのかねあいが苦しくならないか心配です。
巧名が辻第28回「出世脱落」感想
2006年7月16日 大河感想 賤ヶ岳の戦いで勝利し、天下人の座へぐっと近づいた秀吉。
その論功行賞の場「どこの城主になれるかな〜v」とうきうきしながら出かける一豊。蓋を開けてみれば、同僚の一氏や吉晴は城持ちになったのに自分はなれず、あろうことか後輩の正則には石高が抜かれてしまい……。呆然自失の一豊の前でまたもや才あるところを見せ付ける三成。
「ちきしょ〜、こうなったら転職してやるっ!」と一豊は出社拒否(^^;)。賢妻の誉れ高き千代でさえも手におえません。そんな一豊を一喝したのはおかか様!!「己の人生の主になりなさい」という諭しの言葉は胸に響きました。それは城持ちの大名になるより、天下人になるよりも難しいことかもしれません。そして、そんな人こそ本当の勝者なのでしょう。
来週は小牧、長久手の戦いのようですが、徳川家臣団も少しずつ顔を見せはじめました。「一筆啓上」の作左は強面のイメージがあるので、田中健さんはソフトすぎるかなあと思いましたが、ぷりぷり怒る姿は作左っぽかった(^^)。
茶々と三成。いろんな噂も流された二人ですが、主従以上の関係にはなってほしくないんだよなあ。治長×茶々は許せるんだけど…。
虎と市はねねを「おふくろさま!」と呼んで懐いている雰囲気を作っていましたね。
↑この二人が並ぶと市が小さくってビックリしました!
来週は秀次も登場ですね。楽しみだわあ。
その論功行賞の場「どこの城主になれるかな〜v」とうきうきしながら出かける一豊。蓋を開けてみれば、同僚の一氏や吉晴は城持ちになったのに自分はなれず、あろうことか後輩の正則には石高が抜かれてしまい……。呆然自失の一豊の前でまたもや才あるところを見せ付ける三成。
「ちきしょ〜、こうなったら転職してやるっ!」と一豊は出社拒否(^^;)。賢妻の誉れ高き千代でさえも手におえません。そんな一豊を一喝したのはおかか様!!「己の人生の主になりなさい」という諭しの言葉は胸に響きました。それは城持ちの大名になるより、天下人になるよりも難しいことかもしれません。そして、そんな人こそ本当の勝者なのでしょう。
来週は小牧、長久手の戦いのようですが、徳川家臣団も少しずつ顔を見せはじめました。「一筆啓上」の作左は強面のイメージがあるので、田中健さんはソフトすぎるかなあと思いましたが、ぷりぷり怒る姿は作左っぽかった(^^)。
茶々と三成。いろんな噂も流された二人ですが、主従以上の関係にはなってほしくないんだよなあ。治長×茶々は許せるんだけど…。
虎と市はねねを「おふくろさま!」と呼んで懐いている雰囲気を作っていましたね。
↑この二人が並ぶと市が小さくってビックリしました!
来週は秀次も登場ですね。楽しみだわあ。
巧名が辻第27回「落城の母娘」感想
2006年7月9日 大河感想 勝家の死と七本槍の登場。織田の時代が終わり、豊臣の時代の幕開けを感じる展開でした。
先週は敵に囲みを突破され、今回は七本槍の登場で、槍働きさえ評価されそうになくなってきた一豊。その七本槍ですが、虎と市以外は誰が誰やら(笑)。
元パパ(←元就)佐吉の登場で一豊の愚鈍さがさらに目立つことに。三成=”義”の人かあ…。司馬版「関ヶ原」の三成ってとっても愛い奴vと思っているので、橋之助さんがどんな三成を演じてくれるのか楽しみにしています。
佐吉の献策で美濃へ兵を進める秀吉。総大将の不在を知り「勝つのは卵を割るよりたやすい」と暴走する佐久間盛政。でも、勝家は卵どころか甕割っちゃう人ですから。結局、勝家の判断のほうが正しかったことが証明されてしまいます…。
敗戦の将となった勝家を迎え入れる市。織田信長の妹という呪縛を離れ、ひとりの女として勝家とともに最期を…と望みます。心穏やかに死を受け入れた母の姿を茶々は「心の底まだは分からぬ!」と言い放ちます。秀吉の元へいくのは死んでも嫌だという市の感情を感じ取っていたのかもしれません。
ちらっと紹介されていましたが、のちに茶々は秀頼の生母となり、妹のお江は徳川家に嫁いで秀頼の妻千姫の生母となります。夏の陣で茶々と千姫という「落城の母娘」を再び見ることになるのだな…と感慨を抱きました。
ねねと茶々。尾張の子飼衆と近江の新参衆。今回、戦場となった美濃、近江で繰り広げられる関ヶ原への序曲が始まったと感じるのは気が早いでしょうか(^^:)
先週は敵に囲みを突破され、今回は七本槍の登場で、槍働きさえ評価されそうになくなってきた一豊。その七本槍ですが、虎と市以外は誰が誰やら(笑)。
元パパ(←元就)佐吉の登場で一豊の愚鈍さがさらに目立つことに。三成=”義”の人かあ…。司馬版「関ヶ原」の三成ってとっても愛い奴vと思っているので、橋之助さんがどんな三成を演じてくれるのか楽しみにしています。
佐吉の献策で美濃へ兵を進める秀吉。総大将の不在を知り「勝つのは卵を割るよりたやすい」と暴走する佐久間盛政。でも、勝家は卵どころか甕割っちゃう人ですから。結局、勝家の判断のほうが正しかったことが証明されてしまいます…。
敗戦の将となった勝家を迎え入れる市。織田信長の妹という呪縛を離れ、ひとりの女として勝家とともに最期を…と望みます。心穏やかに死を受け入れた母の姿を茶々は「心の底まだは分からぬ!」と言い放ちます。秀吉の元へいくのは死んでも嫌だという市の感情を感じ取っていたのかもしれません。
ちらっと紹介されていましたが、のちに茶々は秀頼の生母となり、妹のお江は徳川家に嫁いで秀頼の妻千姫の生母となります。夏の陣で茶々と千姫という「落城の母娘」を再び見ることになるのだな…と感慨を抱きました。
ねねと茶々。尾張の子飼衆と近江の新参衆。今回、戦場となった美濃、近江で繰り広げられる関ヶ原への序曲が始まったと感じるのは気が早いでしょうか(^^:)
巧名が辻第26回「巧名の旗」感想
2006年7月2日 大河感想 滝川一益は勝家とならぶ織田家の武闘派の武将です。一族にはあの前田慶次郎もいます。一益が実家の地方で亡くなったことを最近知って親近感が増しています(実家の方って政権を追われた人がやってくるんだよなあ)。
さて、その一益と秀吉の戦いである伊勢攻防戦を前に吉兵衛はたきの家を訪ねます。「この戦いが終わったら迎えに来る」とようやく本心をうちあけますが……。
久々に戦に加わった新右衛門の危惧が的中し、山内家は敵の奇襲を受け敗北。一豊たちは何が何でも亀山城攻めで手柄を立てねばならない状況に。
激怒する秀吉に「一豊は褒めて使え」と進言する官兵衛。心の機微を掴む術は秀吉より上なのね(^^;)
その官兵衛や半兵衛と並ぶ知恵者だといわれた千代。官兵衛も知恵者であるがゆえに、秀吉に警戒されて知行は少なかったですから。知恵を誇らずに発揮するというのは難しいことです。
一豊や新右衛門の制止を振り切り、吉兵衛は一番乗りを目指して城壁をよじ登ります。吉兵衛が亀山城に山内家の旗を翻したとき、城兵は吉兵衛に襲いかかり……。
誰よりも一豊が一国一城の主となることを夢みていた吉兵衛。公式HPを見たら「わしの城の天守に立て!」という一豊の台詞は上川さんのアドリブだったそうです。凄いなあ。武田さんと上川さんの熱演にただ、ただ涙でしたよ。
来週は賤ヶ岳と北の庄落城。予告を見た感じでは七本槍より佐吉のほうが目立ちそうな……。
さて、その一益と秀吉の戦いである伊勢攻防戦を前に吉兵衛はたきの家を訪ねます。「この戦いが終わったら迎えに来る」とようやく本心をうちあけますが……。
久々に戦に加わった新右衛門の危惧が的中し、山内家は敵の奇襲を受け敗北。一豊たちは何が何でも亀山城攻めで手柄を立てねばならない状況に。
激怒する秀吉に「一豊は褒めて使え」と進言する官兵衛。心の機微を掴む術は秀吉より上なのね(^^;)
その官兵衛や半兵衛と並ぶ知恵者だといわれた千代。官兵衛も知恵者であるがゆえに、秀吉に警戒されて知行は少なかったですから。知恵を誇らずに発揮するというのは難しいことです。
一豊や新右衛門の制止を振り切り、吉兵衛は一番乗りを目指して城壁をよじ登ります。吉兵衛が亀山城に山内家の旗を翻したとき、城兵は吉兵衛に襲いかかり……。
誰よりも一豊が一国一城の主となることを夢みていた吉兵衛。公式HPを見たら「わしの城の天守に立て!」という一豊の台詞は上川さんのアドリブだったそうです。凄いなあ。武田さんと上川さんの熱演にただ、ただ涙でしたよ。
来週は賤ヶ岳と北の庄落城。予告を見た感じでは七本槍より佐吉のほうが目立ちそうな……。
功名が辻第26回「吉兵衛の恋」感想
2006年6月26日 大河感想 タイトルからいささか気楽に眺めていたのですが、途中から「二人が結婚しても蜜月は短いよな〜」と複雑な思いを抱き始め、結ばれることなく次週へ続く…の展開に絶句。こ、これって悲恋ものですか〜!?家臣たちに得々と丸に三つ葉柏の講義をする姿に金八先生の姿を思い浮かべ、すっかり失念していましたが「101回目のプロポーズ」でラブストーリーを演じ、世の女性たちに涙を流させた方でしたね。あのときは伝説の名台詞「ぼくは死にません!」を叫んでハッピーエンドだったのですが……。
さて、ストーリーに目をむけると、お市を娶った勝家。旦那様というより、やはり家来という感覚が抜けないようで。秀吉同様、勝家にも跡継がなく甥の勝豊と佐久間家から勝政という養子を迎えます。柴田勝豊に長浜城を譲ったのは秀吉の調略の一部だったようで。それにまんまと勝豊は乗ってしまいました。まあ、勝家のもとには勝政に加えて佐久間盛政という強烈な人もいたしね…。いづらくなるのも分からないでもない。
雪に閉ざされ出兵できない勝家。越前出身者としては辛い描写です(^^;)勝家に家康との同盟を勧めるお市。後に決死のさらさら越えをした成政との同盟を断った家康ですが、もしこのときに勝家と家康が同盟を結んで秀吉を挟撃していたら、歴史は別の流れをみせたかもしれませんね。
一方、妄想逞しい秀吉も大変なようで(笑)。それを宥める官兵衛もご苦労サマ。官兵衛のひとをくったコメントに吹き出してしまいました。影の薄い秀勝もようやく登場。長生きしていれば後継者争いのキーパーソンになったかもしれませんが……。
千代の髪に白いものが見えはじめたような気がしているのですが、山内夫妻は万年新婚夫婦ですね。パパに山盛りのおかわりをするよねちゃんがとってもラブリーでしたv
さて、ストーリーに目をむけると、お市を娶った勝家。旦那様というより、やはり家来という感覚が抜けないようで。秀吉同様、勝家にも跡継がなく甥の勝豊と佐久間家から勝政という養子を迎えます。柴田勝豊に長浜城を譲ったのは秀吉の調略の一部だったようで。それにまんまと勝豊は乗ってしまいました。まあ、勝家のもとには勝政に加えて佐久間盛政という強烈な人もいたしね…。いづらくなるのも分からないでもない。
雪に閉ざされ出兵できない勝家。越前出身者としては辛い描写です(^^;)勝家に家康との同盟を勧めるお市。後に決死のさらさら越えをした成政との同盟を断った家康ですが、もしこのときに勝家と家康が同盟を結んで秀吉を挟撃していたら、歴史は別の流れをみせたかもしれませんね。
一方、妄想逞しい秀吉も大変なようで(笑)。それを宥める官兵衛もご苦労サマ。官兵衛のひとをくったコメントに吹き出してしまいました。影の薄い秀勝もようやく登場。長生きしていれば後継者争いのキーパーソンになったかもしれませんが……。
千代の髪に白いものが見えはじめたような気がしているのですが、山内夫妻は万年新婚夫婦ですね。パパに山盛りのおかわりをするよねちゃんがとってもラブリーでしたv
巧名が辻第24回「蝶の夢」感想
2006年6月18日 大河感想 山崎の合戦はナレーションだけで決着がついてしまいました…(呆然)。
光秀が土民に襲われているところへ何故か一豊が現れて、光秀を看取ります(をいをい)。
光秀がいまわの際に思い浮かべたものは妻と娘たち。でも最後はやはり織田へ嫁ぐ前の帰蝶の姿。幻のように舞う蝶。この世で結ばれることがなかった恋人の魂が蝶となる「梁山伯と祝英台」の話を思い出しました。
現実の儚さを喩えた故事「胡蝶の夢」から今回のタイトルはつけたと思うのですが、そのままつけなかったのは良順先生が主役の司馬さんの同名小説があるからなのでしょうか。
揺れる細川家が描かれていて楽しかったv父を信じる玉の処遇をめぐって、海千山千の幽斎と激しくも情の深い(悪女の深情け?)忠興の対立。殺しはしなくても離縁するのが普通だと思うのです。ハセキョの玉ちゃんは綺麗なので黙っていればOKなんだけどなあ…。
信長の次男と三男の信雄、信孝。本当は信孝のほうが少し先に生まれたんだけど母の身分が低く寵愛薄かったために三男として扱われたのだとか。
でも、信孝は山崎の合戦に参加して、信雄よりも跡目レース一歩リードのつもりだったのに、秀吉が信長の嫡孫三法師を担ぎ出したために憤懣やるかたないところ。勝家と手を結び、叔母の市に勝家のもとへ再嫁するよう頼みます。
しかし、清洲会議では千代まで呼び寄せての秀吉の陰謀術数が冴え渡ります。千代の「ぽんぽこぽん!」の狸の真似は我が家の娘(三法師君と同い年)が喜んで見てました(^^)
今まで見せ場のなかった長秀もここぞとばかりに語る語る…幽斎も同意して、流れは秀吉に傾きます。冒頭のクレジットでは一益や氏郷もいたようですが、どこにいるのか分からず(涙)。
会議が始まったときは偉そうだった勝家も三法師を抱いた秀吉に平伏することに……。
秀吉に天下を渡してなるものか!と市は勝家との再婚を決意。
次週は吉兵衛の恋!?歴史大イベントが続いたので、箸休めの回となるのかな?
光秀が土民に襲われているところへ何故か一豊が現れて、光秀を看取ります(をいをい)。
光秀がいまわの際に思い浮かべたものは妻と娘たち。でも最後はやはり織田へ嫁ぐ前の帰蝶の姿。幻のように舞う蝶。この世で結ばれることがなかった恋人の魂が蝶となる「梁山伯と祝英台」の話を思い出しました。
現実の儚さを喩えた故事「胡蝶の夢」から今回のタイトルはつけたと思うのですが、そのままつけなかったのは良順先生が主役の司馬さんの同名小説があるからなのでしょうか。
揺れる細川家が描かれていて楽しかったv父を信じる玉の処遇をめぐって、海千山千の幽斎と激しくも情の深い(悪女の深情け?)忠興の対立。殺しはしなくても離縁するのが普通だと思うのです。ハセキョの玉ちゃんは綺麗なので黙っていればOKなんだけどなあ…。
信長の次男と三男の信雄、信孝。本当は信孝のほうが少し先に生まれたんだけど母の身分が低く寵愛薄かったために三男として扱われたのだとか。
でも、信孝は山崎の合戦に参加して、信雄よりも跡目レース一歩リードのつもりだったのに、秀吉が信長の嫡孫三法師を担ぎ出したために憤懣やるかたないところ。勝家と手を結び、叔母の市に勝家のもとへ再嫁するよう頼みます。
しかし、清洲会議では千代まで呼び寄せての秀吉の陰謀術数が冴え渡ります。千代の「ぽんぽこぽん!」の狸の真似は我が家の娘(三法師君と同い年)が喜んで見てました(^^)
今まで見せ場のなかった長秀もここぞとばかりに語る語る…幽斎も同意して、流れは秀吉に傾きます。冒頭のクレジットでは一益や氏郷もいたようですが、どこにいるのか分からず(涙)。
会議が始まったときは偉そうだった勝家も三法師を抱いた秀吉に平伏することに……。
秀吉に天下を渡してなるものか!と市は勝家との再婚を決意。
次週は吉兵衛の恋!?歴史大イベントが続いたので、箸休めの回となるのかな?
巧名が辻第23回「本能寺」感想
2006年6月11日 大河感想 寺の中で銃撃戦!!信長の南蛮甲冑はともかく、抜いた刀がサーベルだし!!……本能寺といえば、大河でも今まで何度となく描かれてますので、色々と工夫も必要なんでしょうね。
今回の本能寺の主役は信長でも光秀でもなく濃姫ですよ。「あの世で会おうと仰せになられても、殿は地獄。私は極楽」さすがマムシの愛娘!と思わせる名台詞v痺れました〜〜〜。しかも短剣で敵をバッタバッタと切り倒し、光秀の眼前で銃に撃たれて壮絶な最期。
信長は炎の中で自刃。あの「ヒーッ」という呼吸は肺を撃たれたとか…かなあ。蘭丸は奮戦して戦死。どこかに坊丸と力丸もいたんだろうなあ…。二条城の信忠は出てきませんでしたね(涙)。
六平太が出した密書が、さらに歴史の歯車を動かすことになります。六平太と繋がっているのは恵けいor隆景と思っていたのですが、やはり恵けいでしたね…関ヶ原でも六平太は暗躍するのでしょうか。
細川家では幽斎が狸親父っぷりを発揮。忠興もイイ切れっぷり。玉ちゃんの辛苦の人生が始まりますが、「謹慎しておれ!」は忠興なりにお玉の身を案じてのことだと(すれ違う夫婦がまたここにも…)。
信長を討ち、自らも命を絶とうとする光秀。そんなことしたら、さらに天下は混沌とするだけだというのに……。ここで賢夫人の槙が登場。「細川さまも高山さまも筒井さまもお味方くださります」という台詞が胸に痛い。
毛利家への密使を一豊が偶然にも(笑)捕らえて秀吉の下へ。秀吉は号泣(うそ泣き?)。官兵衛、「天下を…」って耳元で囁くのかと思ったら大声で喚いちゃいましたよ。一豊に口止めしたの意味ないんじゃ(汗)それだから隆景に「官兵衛殿は後悔することも多い」っていわれちゃうのよ。これで中国大返しの始まりです。清水宗治の切腹は涙を誘う名シーンなのに秀吉ってば酷い(^^;)
光秀の追っ手を逃れ、長浜から伊吹山中に逃げる秀吉一家と千代たち。逞しい女性たちの前では甚兵衛の武士のプライドなどは吹き飛ばされますねえ(^^)。
明智軍では左馬介が出ましたよv隣にいる髭の武将が利三かなあ。
「光秀はわしを見捨ててはいなかった!」と狂喜するかつて上様だった三谷義昭。あまりの怪演ぶりにすげ〜〜〜と呆気にとられました。
来週は山崎の合戦&清洲会議。歴史の流れは一豊の感傷など押し流すかのように一気に加速。
今回の本能寺の主役は信長でも光秀でもなく濃姫ですよ。「あの世で会おうと仰せになられても、殿は地獄。私は極楽」さすがマムシの愛娘!と思わせる名台詞v痺れました〜〜〜。しかも短剣で敵をバッタバッタと切り倒し、光秀の眼前で銃に撃たれて壮絶な最期。
信長は炎の中で自刃。あの「ヒーッ」という呼吸は肺を撃たれたとか…かなあ。蘭丸は奮戦して戦死。どこかに坊丸と力丸もいたんだろうなあ…。二条城の信忠は出てきませんでしたね(涙)。
六平太が出した密書が、さらに歴史の歯車を動かすことになります。六平太と繋がっているのは恵けいor隆景と思っていたのですが、やはり恵けいでしたね…関ヶ原でも六平太は暗躍するのでしょうか。
細川家では幽斎が狸親父っぷりを発揮。忠興もイイ切れっぷり。玉ちゃんの辛苦の人生が始まりますが、「謹慎しておれ!」は忠興なりにお玉の身を案じてのことだと(すれ違う夫婦がまたここにも…)。
信長を討ち、自らも命を絶とうとする光秀。そんなことしたら、さらに天下は混沌とするだけだというのに……。ここで賢夫人の槙が登場。「細川さまも高山さまも筒井さまもお味方くださります」という台詞が胸に痛い。
毛利家への密使を一豊が偶然にも(笑)捕らえて秀吉の下へ。秀吉は号泣(うそ泣き?)。官兵衛、「天下を…」って耳元で囁くのかと思ったら大声で喚いちゃいましたよ。一豊に口止めしたの意味ないんじゃ(汗)それだから隆景に「官兵衛殿は後悔することも多い」っていわれちゃうのよ。これで中国大返しの始まりです。清水宗治の切腹は涙を誘う名シーンなのに秀吉ってば酷い(^^;)
光秀の追っ手を逃れ、長浜から伊吹山中に逃げる秀吉一家と千代たち。逞しい女性たちの前では甚兵衛の武士のプライドなどは吹き飛ばされますねえ(^^)。
明智軍では左馬介が出ましたよv隣にいる髭の武将が利三かなあ。
「光秀はわしを見捨ててはいなかった!」と狂喜するかつて上様だった三谷義昭。あまりの怪演ぶりにすげ〜〜〜と呆気にとられました。
来週は山崎の合戦&清洲会議。歴史の流れは一豊の感傷など押し流すかのように一気に加速。
第22回巧名が辻「光秀転落」感想
2006年6月4日 大河感想 千代のお手紙は一豊たちでなく、官兵衛にまで!
松寿が官兵衛に食べさせるための瓜を植えたって!パパ、感激してるよ……この頃は、ほのぼの父子だったんだなあ(遠い目)。
高松城攻めで、一豊が来国俊の槍をゲットするわけですが、秀吉軍の諸将がリングサイドから実況中継(笑)。予算を使わずに戦場を表す奇策ですねえ。
信長は天目山にて勝頼を自刃させ、武田家は滅亡。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」で有名な恵林寺の焼打ち。快川和尚って光秀と同じ土岐氏の出身だったんだ!快川和尚は信玄に招かれる前、美濃の崇福寺の住職だったのですが、崇福寺には信長、信忠の墓と、関が原の戦いのときに落ちた岐阜城の血天井があります。落城したときの城主は信長の嫡孫秀信(三法師といったほうが有名?)。快川和尚の祟りとはいいませんが、因縁めいたものを感じました。
光秀と幽斎がこの時期に顔を合わせるとは…複雑。同席したのは穴山梅雪?信玄の娘を妻にしながら、武田家を裏切って滅亡に導いた人ですね。ここにいるのも皮肉な感じ。彼らの前で信長に扇で打ち据えられるわ、蹴飛ばされるわの光秀。虐げられたことよりも信長が朝廷すら廃そうとしたことのほうが、謀反の動機ととらえていいのかしら。
家康の饗応役を命じられた光秀。信長の功への報い方って領土ではなく贅沢な宴であったり、高価な茶道具であったり。新しい価値観なのよね。家康の膳の話は有名エピですけど、鮒寿司ではなく刺身??問題なのは膳の中身よりも家康の前で主に反論したことのような気がします。そのあとの家康のフォローが狸っぽくて味がありました(^^)
近江、丹波を召し上げるという信長。光秀とその家臣たちは敵地を攻め取らねば食べてゆくことができないということ。しかも秀吉の下知に従え、と。斉藤利三とか明智左馬介とかは出ないのかなあ。
廊下ですれ違う濃姫と光秀。長年、想いを温めあった二人ですが、これが最後の邂逅となるのでしょうか。
愛宕山の参道で光秀の前に現れたのは六平太!信長の横死を予言した毛利の恵けいの差し金かしら(笑)。毛利の間者になったときは、ふ〜んと思っただけだったけど、よく考えてみれば関が原の両川の裏切りにも六平太が絡んでくるかも?と妄想できますね。
松寿が官兵衛に食べさせるための瓜を植えたって!パパ、感激してるよ……この頃は、ほのぼの父子だったんだなあ(遠い目)。
高松城攻めで、一豊が来国俊の槍をゲットするわけですが、秀吉軍の諸将がリングサイドから実況中継(笑)。予算を使わずに戦場を表す奇策ですねえ。
信長は天目山にて勝頼を自刃させ、武田家は滅亡。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」で有名な恵林寺の焼打ち。快川和尚って光秀と同じ土岐氏の出身だったんだ!快川和尚は信玄に招かれる前、美濃の崇福寺の住職だったのですが、崇福寺には信長、信忠の墓と、関が原の戦いのときに落ちた岐阜城の血天井があります。落城したときの城主は信長の嫡孫秀信(三法師といったほうが有名?)。快川和尚の祟りとはいいませんが、因縁めいたものを感じました。
光秀と幽斎がこの時期に顔を合わせるとは…複雑。同席したのは穴山梅雪?信玄の娘を妻にしながら、武田家を裏切って滅亡に導いた人ですね。ここにいるのも皮肉な感じ。彼らの前で信長に扇で打ち据えられるわ、蹴飛ばされるわの光秀。虐げられたことよりも信長が朝廷すら廃そうとしたことのほうが、謀反の動機ととらえていいのかしら。
家康の饗応役を命じられた光秀。信長の功への報い方って領土ではなく贅沢な宴であったり、高価な茶道具であったり。新しい価値観なのよね。家康の膳の話は有名エピですけど、鮒寿司ではなく刺身??問題なのは膳の中身よりも家康の前で主に反論したことのような気がします。そのあとの家康のフォローが狸っぽくて味がありました(^^)
近江、丹波を召し上げるという信長。光秀とその家臣たちは敵地を攻め取らねば食べてゆくことができないということ。しかも秀吉の下知に従え、と。斉藤利三とか明智左馬介とかは出ないのかなあ。
廊下ですれ違う濃姫と光秀。長年、想いを温めあった二人ですが、これが最後の邂逅となるのでしょうか。
愛宕山の参道で光秀の前に現れたのは六平太!信長の横死を予言した毛利の恵けいの差し金かしら(笑)。毛利の間者になったときは、ふ〜んと思っただけだったけど、よく考えてみれば関が原の両川の裏切りにも六平太が絡んでくるかも?と妄想できますね。