さくら保育園には怖いものが二つあります。
 ひとつは押入れ。もうひとつは人形劇のねずみばあさん。
 お昼寝前にさとしとあきらはケンカして、他のお友達にも迷惑をかけてしまいます。怒った先生は押入れに二人を閉じ込めてしまいます。
 先生は「”ごめんなさい”と言えば出してあげる」というけれど……。
 ケンカをした男の子二人が心を合わせ力を合わせ、恐怖心と戦う姿が、可愛く逞しく生き生きと描かれています。
 ちょっと長めのおはなしですが、不思議な世界にぐいぐいと子供も大人も引き込まれてきます。

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