* 岩崎 ちひろ ポプラ社 1969/08 ¥1,050 *

 いわさきちひろ展で母が「人魚姫」と一緒に買った絵本。
 これも美しく、切ないお話です。
 鬼の話をすると泣いてしまう娘々もこの本は大好きで何度も読みました。
 無知で残酷な人間の振る舞いはときに鬼よりも恐ろしく、深い傷跡を残してしまうことがある。
「おにだっていろいろあるのに。おにだって…」
 呟きとともに消えてしまった優しい鬼を今年の節分の夜は思い出してしまうかもしれません。

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