甘味を求めて柴又へ

　出かけたきっかけは、お昼ごはんのあとにダンナがぽろっと言った一言「あんこ食べたいなあ」
　「…だったら柴又行ってみようよ」と私。響鬼を放映していたときは日曜日の朝になるたび「柴又行きたい〜。和菓子食べたい〜」と、わめいていました。
　電車に乗って30分ほどで柴又に到着。意外と近いもんです。
　駅前では寅さん像が迎えてくれました。帝釈天へと続く参道には団子屋さんが並び、目移りしてしまいます。飴屋さんでは伸ばした飴を切る手さばきに見とれたり、お煎餅屋さんのおじいさんが煎餅を何度もひっくり返して焼いているのを眺め、”あの焼きたてが食べてみたい〜”と心の中で叫んだりしながら、そぞろ歩きしました。
　帝釈天でお参り。娘々が落ち着かないので庭園を見るのは断念。そこから足を伸ばして山本邸へ。
　山本邸は大正浪漫の香りを残したお屋敷です。邸内ではお琴の演奏をしていました。広い日本庭園を眺めながら、お抹茶でほっこり。桜をモチーフにした薄紅色の上生菓子を娘々と半分こすると、娘々も「お花、おいしいねv」とご満悦。庭の紅梅がすでに花開いていて、そういえば今日は立春だったな〜と日本の春を味わった気分になりました。
　帰り道の参道のお団子屋さんでは、ちぎってこねたてほっかほっかのやわらかい草団子にあんこをのせてもらってほおばりましたv