言いたいことはいろいろあるんですが×××
 官兵衛の一人息子、松寿丸が可愛かったですv聡明そうだったしv彼は元服して長政と名乗り、関ヶ原では東軍の将として調略面で活躍するわけですが……ここで一豊と繋がりを持つとはね。
 秀長がようやく初登場。秀吉が最も信頼する片腕。どこかで見たことある役者さんだと思ったら、剣の広瀬パパでした。これから出番が増えるといいなあ。
 有岡城から帰ってこない官兵衛を庇う秀吉。信長から命令から下されればころっと態度を変えます。ただし、松寿丸を「殺せ」ではなく「消せ」。この機微が秀吉ならでは(^^;)秀吉が官兵衛のことを「自分の命」<「自分の功」と評していたのには笑えました。でも、問題なのは官兵衛の主、小寺政職も荒木村重に呼応して謀反したことでしょう。
 半兵衛→六平太→千代繋がりで助けられた松寿丸。松寿丸は美濃の竹中家の領内に匿われたと言われています。
 有岡城を単身逃げ出した荒木村重。援軍を乞いに言ったのだとも言われていますが……。生き残った村重は茶人「道薫」として、天下人となった秀吉に仕えるのですが、自らは「道糞」と号したのは、妻子や家臣を惨殺に追い込んだことへの自省からだったのか。
 有岡城から助け出された官兵衛。謁見した信長の目にも涙。このあと長年の家臣である林佐渡や信盛に見せた非情ぶりとは対照的。
 三木城の干殺し。確かに残酷ですけど、秀吉軍の血は流れないわけですから。小りんも再登場。勝手に忍び込んで、出られなくなって、怒ったって……忍びとして、それってどうよ。
 信長から「光秀が好きか?」と訊かれて卒倒する濃姫も……蝮の姫らしく、もう少し気丈な姫さまでいてほしいです。
 エンディングの紀行は三木市。城主別所長治は年若く、叔父たちが実権を握っていました。「今はただ うらみもあらじ 諸人の いのちにかはる 我身と思へば」の辞世を残し自刃。今でも市民たちに慕われているというのも頷けます。彼の家臣の子だったのが後藤又兵衛。黒田官兵衛の薫育を受けた又兵衛は名将に育ちますが、それが今回助けられた松寿丸との確執を生むことに……と、大坂の陣で又兵衛も出てくることを期待しています。 

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