久しぶりにまともに大河を見ました。
 いよいよ壇ノ浦…というわけで、いやがおうにも期待は高まるのですが……。
 まずは、先陣をめぐって義経と平三が対立。間に入る源太くんも大変です。
 平家では主上の身代わり作戦を実行。男寅ちゃん(安徳帝)、ひょっとして生き残るのかしらと、ドキドキしながら見ておりました。
 そっか〜、能子はそのために生かされていたのか。時子の最後の賭けの駒だったんですねえ。
 義経vs知盛。本来、八艘飛びは教経の見せ場なんですけど、阿部さんの知盛がめちゃめちゃ格好良かったので涙をのんで堪えます。
 子供の頃の回想シーンが出ると、清盛の優しさはかえって酷なことしちゃったんだな〜と感じます。
 しっかし、ここで金粉舞わせるとはな〜。五条大橋の桜といい、ゴージャスな演出がお好みみたいですね(苦笑)。
 義経を逃し、御座船にて敗戦を告げる知盛。このときの明子さんが良いです(涙)。この夫婦は今回の大河のベストカップルだと思います。
 船から次々と身を投げる女性たちの姿はやはり痛々しいです。最後に義経を見て微笑む時子。松坂さんだったら、きっと笑って逝くんだろうなと予想していたのですが、息をのんで見てしまいました。
 独り船に残された輔子さんの悲痛な叫びも可哀想でした。でも、彼女にはもっと過酷な運命が待っているのよね…。
 一方、ぐずぐずと身投げできない宗盛は、苛立った乳兄弟にどつかれて海へ転落(苦笑)。清宗くんとどちらが先に沈むかを譲り合って、もう少し波間で漂うのかと思いきや、あっさり助けてもらっていました。ここはもう少し親子のシーンが見たかったなあ。
 そして、「見るべきものは…」の有名な台詞を残した知盛の最期。
 えーーーーッ、孤軍奮闘ですか!?知盛は乳兄弟の家長と一緒に死ぬと思っていたのに〜ッ!木曽殿と兼平のときはちゃんと描いてくれたのにな……。ちょっとショックでした。

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