今までとトーンが変わってアップテンポに話が進みました。
「きさんたはなかまにくわわった」
「べんけいはなかまにくわわった」
「いせのさぶろうは…」
「するがのじろうは…」 
………RPGみたいで楽しかったです。
 松平さんの弁慶はオーバーリアクション気味で滑稽味さえ感じるのですが、吉次役の左團次さんが渋く押さえて全体を締めてくれました。
 でも、一番見栄えのいい義経を「我らの小者です」って、絶対ムリ〜ッ!
 いよいよ遮那王から義経へ。水干姿好きだったんだけどなあ。
 元服を見届ける烏帽子親はいわば後見人。漠然と奥州の秀衡翁がつとめたもんだと思い込んでいました。「平治物語」を読み返したら、義経が自分で元結を持ち上げて切る場面がありました。
 初めて人を斬った義経。
 仏の道を捨て修羅の道を歩む…ということ。
 平家と血を血で洗う戦いをしなければならない…ということ。
 自らの選択の重みを実感したのかもしれません。 
 義経は伊豆へは入れず、船の上から兄を想います。
 その兄は…別の意味で危険な目にあっていますな〜(苦笑)。
 「政子を屋形から一歩も出すな!」とパパの厳命があったはずなのに。
 宗時兄ちゃんの胃が痛くなりそう(^^;)  

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